犬猫にとって歯磨きが大事な理由
猫ちゃんワンちゃんにも歯磨きが必要!
ペットも人間と同じように歯垢や歯石が溜まり歯周病になります。
近年のペットフードはバラエティーが豊富であり、
柔らかいタイプのフードは特に歯垢として付着しやすく、
清潔に保つために歯磨きが必要だと考えます。
食べかすなどの汚れを放置するとすぐに歯垢になってしまいます。
お口の健康を保つために1日に1回は歯磨きをして食べかすなどを除去する習慣をつけ、
シニアになって天寿を全うするまで美味しくごはんを食べてもらいたい。
そう願っている飼い主さまのお役に立てると嬉しいです。
猫の永久歯を図に表しました。
普段の食事で奥歯の根本周辺(上記の図の前臼歯と後臼歯)を中心に歯垢が付着します。
それが歯石となり、
そのまま放置し続けると歯に付着している細菌が毒素を生み出すことで、
歯茎、骨などに炎症がおきて歯周病になるリスクが高まってしまいます。
口臭がひどくなり歯茎からの出血や痛み、
重症化すると歯が脱落してしまうこともあります。
歯周病は進行すると最悪の場合は死に至ることもある身近で非常に怖い病気です。
まずはお口のニオイチェックをしてみて下さい。
お口の健康は非常に大事で、
歯肉炎や歯周病が原因で歯が痛くて食事がとれず弱って入院したり、
重症化すると亡くなってしまうケースもありますので、
日頃からよく観察して飼い主さんがケアしてあげると安心ですね。
歯石を放置して状態が悪くなってしまっている場合、
ペットの歯石を除去するには動物病院で全身麻酔をかけて行う必要があるため、
猫の場合は検査も含めて一回あたり2~4万円、
犬の場合は体重によってさらに高額になります。
それ以前に全身麻酔は動物の体に負担が大きくリスクを伴います。
(歯周病が重症化し顎の骨まで進行した場合、手術代金は10万円以上と非常に高額です。)
そうならない為の毎日の歯磨き習慣を実践していきましょう!
歯周病と認知症の相関関係について
さらに歯周病は、
人間と同様にアルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβというたんぱく質が歯周病菌から生成され、
脳に蓄積を促進させる働きがあることが判明しており、
歯周病になることでアミロイドβの発生は健康な状態に比べて
10倍にも増えるという実験結果も出ているそうです。
(マウスでの実験結果)
以上のことから、
家族同然であるペットの健康を守るために歯磨きの大切さを広め、習慣化し、
シニアになっても健康で幸せに暮らしてもらう一助となれるよう尽力していきたいと思っております。
猫の歯磨きに最適な歯ブラシ
現在市販されているごく普通の歯ブラシでは
形状的に特に歯垢の溜まりやすい奥歯までまんべんなくブラシを当てて歯磨きすることは難しく、
360°タイプの歯ブラシが適しています。
歯ブラシが苦手なペットには指に巻き付けて歯の表面を磨くシートタイプや、
飲み水に混ぜる電解水タイプの口腔ケアもありますが、
やはり、しっかりと歯垢や歯周ポケットまで汚れを落とす為に
物理的にブラシで歯磨きをすることが理想的だと思います。
現在市販されている360°タイプの歯ブラシについては、
素材がポリプロピレンやABS樹脂の軸に
ナイロン製のディスク型のブラシ毛を嵌め込んでいるものになりますが、
強度が低いためペットの奥歯をまんべんなく磨くことには適していません。
猫に歯ブラシをさせる為には
猫の好むおやつペースト等をブラシ部分に付けて
舐めたり奥歯で噛んだりしている間に
ブラシ本体を軸回転させて磨くのが効果的であり、
そうするには猫ちゃんなどが奥歯で噛んでもすぐに破損しない
強度の高い歯ブラシを開発しようと決意しました。
今回開発した「360度カミカミクルクル」ペット用歯ブラシは
1本1本、日本の職人さんの手仕事での組み立てであり、
そのため低価格ではありませんが、
耐久性を兼ね備えたものであり
平均で1カ月は継続使用していただける構造となっておりますので、
高効率でコスパの高い製品と自負しております。
毎日の歯磨きを習慣にしてペットのお口の健康のお役に立てると幸いです。